神奈川県のT社様よりご依頼頂きました補修用タイルをご紹介いたします。
こちらのタイルは45mm角の外壁に貼ってあったタイルです。
■(下) 元のタイルです。現場から剥がして送って頂きました。
1.このタイルは無釉タイルでした。タイルの側面を見ると表面と同じ模様が見えます。
2.当社は施釉タイルのメーカーですが、施釉でこの無釉タイルを再現してみました。
3.見えにくいのですが、透明釉がかかってあり、表面がテカっています。
■(下) 何種類かの釉薬で色合わせをしてみました。ギ石もしっかり入っています。
1.写真では分からないかも知れませんが、色あわせした8個のタイルの釉薬は、全て違う
仕様なのです。送って頂いたタイルは経年変化でくすんで見えます。このくすみやしみ込
んだ汚れなども釉薬の調整で再現します。このように施釉方式で元のタイルに色合わせ
する場合、数ピース単位で釉薬を調整して試し焼きする事があります。
■(下) しっかり”テカリ”も入れました。
1.似ている色が出来たのですが、残念な事にご予算の都合で既存の似たタイルを当社から購入
される事になりました。ありがとうございました。